自作コントローラーの話の第7回です。
前回は、必要なパーツが入手できない時の話でした。
今回は、PWM方式のコントローラーを自作する様になった後の話です。
加減速コントロール可能な、PWM方式のコントローラーが欲しい
なんとか、あれこれ参考にしながら、PWM方式のコントローラーが自作できる様になると、
新たな要望が膨らんできました。
それは、以下の様な事。
1.PWM方式で常点灯させたい。
2.さらに、トランジスタコントローラーの様な、加・減速できる、コントローラーが欲しい。
理屈としては、とても簡単です。
トランジスタコントローラーの出力の加減速のコントロール(電圧の変化)に応じて、
PWM方式のコントローラーのコントロール用のつまみを回す様なイメージです。
しかし、流石に、私には、アイデアはあっても、実現する方法が分かりませんでした。
それでも、何度か、回路図を検討したりしましたが、
私の知識では、トランジスタコントローラーの出力の加減速のコントロールと
PWM方式のコントローラーのコントロール用のつまみを繋げることが出来ませんでした。
何とか、フォトカプラーを使えばできるかもしれない、
というところまで辿り着いたときに、
幸運な事に、こちらの記事が発表されたのです。
簡単に作れる常点灯コントローラーにチョイ足し
発表された記事は、まさに私が求めていたものでした。
トランジスタコントローラーの出力の加減速の指示をフォトカプラーを介して、
PWM方式のコントローラーを制御する様になっています。
このコントローラーを組み立てれば、PWM方式で常点灯も実現できて、
同時にトランジスタコントローラーの加減速のコントロールも実現できるのです。
そして、この記事を参考に組み立てたのが、こちらです。
PWM方式の加減速コントローラーです。

こちらは、個人使用が前提なので、何も表示をしていません。
左側のSWは、電源用で、ONにすると、赤いパイロットランプが点灯します。
その右隣は、前進・後退の切り替えSWです。
右上部の2つのつまみは、加速・減速調整用VR
右下のつまみは、MAXスピードコントロール用です。
パイロットランプの右側の緑色のLEDは、運転席から見て、左右の車両の進行方向を指します。
この進行方向を示すLEDを取り付けた理由は、以下の様なことがあるからです。
このコントローラーは、トランジスタによる加減速コントローラーの為、
加速に切り替えても、徐々にスピードがあがる為、
目視では、どちらに動き出すかがすぐに判別できないからです。
まあ、PWM方式を採用しているので、
ヘッドライトやテールライトを確認すれば、進行方向はわかるのですがね。
そして、さらに、体験運転用のコントローラーも改良版を製作しました。

こちらは、前回の反省もあり、緊急停止ボタンはありません。
運転は、緑ボタンで加速し、黄色ボタンで減速します。
なお、加減速調整用のVRもありますが、
体験運転中にお子さんにさわられない様に、
加減速調整のVRは、コントローラー内部に設置してあります。
その為、加減速調整用のVRを調整するには、
内部へのアクセスが必要になりことを考慮し、
簡単に開閉が可能な弁当箱をケースに使用しています。
進行方向の切り替えは、上部のSWで行います。
進行方向を示すLEDも設置してあります。
また、ちょっとヴィジュアルを意識して、電圧計も付けてみました。
その8 に続く
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